1.一般質問
①ひょうごファミリーパックについて
質問者:中野郁吾
 西宮市選出、維新の会の中野郁吾です。分割方式にて6問の質問を行います。6問中5問が災害に関するものと、ちょっと偏っていますけれども、よろしくお願いいたします。
 まず一つ目、ひょうごファミリーパックについてです。
 ひょうごファミリーパックは兵庫県内の中小企業に勤務する従業員に対し、兵庫県中小企業従業員共済事業を実施することにより、当該従業員の福祉増進を図るとともに、併せて安定した労働者の確保と企業の健全な発展に寄与することを目的としており、多くの企業が加入することによるスケールメリットの強みを生かして、大企業並みの福利厚生を提供し、企業や店舗等の会員事業所の福利厚生制度の拡充や合理化を実現するために実施している福利厚生サービスです。
 掛け金は一人当たり2ヵ月1,000円、月当たり500円でさまざまな福利厚生サービスを受けることができます。例えば、結婚や出産、入学等の祝い金や、勤続報奨金のほかに傷病見舞いや死亡弔慰金等の給付を受けることができます。
 また、宿泊やスポーツ施設の補助、映画・コンサート等のチケットのあっせんや、飲食店での料金割引などのサービスが受けられます。
 そして、人間ドックや、インフルエンザの予防接種への補助を受けることや、住宅資金や生活資金の融資を受けることができます。
 このように、安価な掛け金で、大企業並みの福利厚生のサービスが受けられることにより、人材確保に力を入れる企業側にも、手厚い福利厚生を望む従業員側にも大きなメリットがある有効な事業であると考えます。
 しかし、平成29年度末の加入事業所数が2,187事業所で、加入者数が2万6,672人であり、対象事業所の加入率は1.4%と低いように感じられます。
 また、尼崎市や西宮市をはじめ、県内の11市町においても中小企業勤労者福祉共済として同様の事業が行われており、それぞれ多少の違いがあるものの、サービス内容は似通っている状況です。
 そこで、中小企業・小規模事業者の振興を図る本県として、今後どのように事業展開をし、加入事業所を増やしていくのか。また県内11市町で行われている同様のサービスを統合することで、よりスケールメリットを生かした事業を展開できるのではないかと考えますが、事業の統合について、当局のご所見をお伺いします。
答弁者:井戸知事
 維新の会議員団の中野郁吾議員のご質問にお答えします。
 まず、ひょうごファミリーパックについてです。
 人口減少による深刻な人手不足が全国に現象として生じていますが、特に中小企業は人材の確保・定着のために、いかに働きやすい環境を整えるかが問われています。
 最近、若者は就職先を選ぶ際に、企業の福利厚生の充実を重視する傾向にあると言われています。
 県勤労福祉協会が行うひょうごファミリーパックは、中小企業の福利厚生代行サービスを提供しております。
 県としましては、このような状況も踏まえまして、中小企業の福利厚生事業の充実を図るため、今年度からインフルエンザ予防接種や人間ドック受診の助成を健康分野のメニューの充実の一環として図らせていただきました。しかしながら、加入率は、平成29年度時点で1.4%にすぎません。また、ご指摘ありましたように、従来から神戸市や姫路市など11市町は独自に市町自ら、または関係団体により、県と類似の福利厚生代行サービスを行っています。
 加入率の向上には、インフルエンザ予防接種助成などの充実策を行ったことを糧として、更なるPRに努めてまいります。
 また、類似の事業を行っている市町との関係では、一部の市町は地元に密着したサービス提供を行っていることから、独自に行っていきたいとの意向もありますが、一方で規模の利益が期待できる分野でもありますので、引き続き連携や統合について検討を進めていきたいと考えています。
 いずれにしましても、中小企業の福利厚生事業の充実は、若者に兵庫で働いてもらうため、県内中小企業の魅力アップにもつながる事業でもありますので、ひょうごファミリーパックの充実を図ってまいりたいと考えています。
質問者:中野郁吾
 若者が福利厚生を望むという傾向があるということで、今、地域創生で自然増対策を進めている中において、若者がやはり経済的安定をしないと自然増が伸びていかないというところにおいて、以前の一般質問では、そういったところを質問させていただきました。
 ただし所得の向上とか、給料、賃金面においては、労使間で決めることであって、県は関与できない。そのかわり非正規の労働者を正規に格上げするためのバックアップ支援などをはじめ、そういったことに力を入れているということで、その一環で、このファミリーパックの助成についても手厚くされたのかなとは思っています。
 おっしゃるように、やっぱり加入率を上げていかないと。せっかくお金を掛けてインフルエンザの対策であるとか、人間ドックの助成を増やしても、そのメリットを受ける人が多くないと効果がないものです。ぜひともPRをしっかりやっていただければと思います。