5.県土整備部についての審査
➁(仮称)阪急武庫川新駅設置について
質問者:中野郁吾
二つ目、(仮称)阪急武庫川新駅設置についてである。
 この質問をするに当たり準備を進めていたら、自民党会派の吉岡委員も質問したいということだったが、今回は中野君に託すよということで、非常に重たい思いを背負いながら質問するので、しっかりと当局の方に受け止めていただければと思う。
 地域住民の利便性の向上及び周辺地域の活性化に寄与するため、本県では、西宮市が平成25年に設置した武庫川周辺阪急新駅に関する検討会に参画し、尼崎市及び阪急電鉄とともに新駅の設置について意見交換を行ってきた。
 昨年12月には、当該検討会において「(仮)武庫川周辺阪急新駅設置による効果・影響について」の報告書が取りまとめられた。その報告書の中で、新駅設置に関して、一つ目に駅の有無による将来人口の差を、二つ目に駅の有無による税収見込みの差を、三つ目に近隣鉄道駅の駐輪問題解消への効果についての検討がまとめられている。
 一つ目の駅の有無による将来人口の差については、新駅があるほうが西宮市では将来人口の増加が顕著であり、尼崎市では人口減少の抑制効果が見込まれるとのことである。
 二つ目の駅の有無による税収見込みの差については、西宮市、尼崎市の両市とも、個人市民税、固定資産税及び都市計画税の税収が見込まれるとのことである。
 三つ目の近隣鉄道駅の駐輪問題解消への効果については、新駅設置により、近隣鉄道駅の駐輪問題解消への効果が見込まれるとのことである。
 新駅設置は、上記の検討結果によるメリットだけでなく、交通の利便性の向上や、周辺道路等の社会基盤整備も進み、駅周辺の土地の利活用が図られることにより、都市の発展に大きく寄与することが期待されるとともに、低炭素社会の実現にも寄与するものであると考える。一方で、駅周辺の社会基盤整備の費用や用地の確保、周辺環境の変化への影響等の課題は多くある。
 そこで、新駅設置は尼崎市、西宮市の両市にまたがるものであり、県が旗振り役になり取組を進めるべきであると考えるが、この検討結果を受けて、これまでどのように取り組み、今後その実現に向けどのように進めていくのか伺う。
答弁者:交通政策課長
交通至便な阪神南圏域において、阪急西宮北口駅と武庫之荘駅の間は約3.3kmと、阪急神戸線の中でも最も駅間距離が長く、交通利便性に課題を抱える地域である。
 県では、平成25年度に西宮市が設置した武庫川周辺阪急新駅に関する検討会に阪急、尼崎市とともに参加し、新駅がもたらす効果や課題について意見交換してきた。その結果、新駅の実現が西宮、尼崎両市の定住人口にプラスの効果があり、市民税等の税収を増加させ、自転車利用の分散に伴う放置自転車対策の改善につながることを具体的に確認した。また、一方で、新駅周辺に駅前広場等の新たな社会基盤整備が必要であると課題整理をしたところである。
 これを受け、西宮市は新駅へのアクセス道路整備等について住民と意見交換を始めている。尼崎市も平成29年3月策定の尼崎市地域交通計画に新駅を位置付け、さまざまな政策課題の中での事業の優先順位について検討を進めていくこととなった。
 新駅設置に向けた環境整備は、地元が主体的に取り組むべきものであり、県としては、引き続き検討会に参加し、両市の取組を見定めながら、課題解消に向けた検討を支援していく。
質問者:中野郁吾
両市の動きを見定めながら、ということだが、先ほども言ったように、両市にまたがっているところであり、検証結果で言うと、定住人口も増える、そして税収も増えるということで、今、県が全庁を挙げて取り組んでいる地域創生に大変寄与するものだと思っているので、これはただ見定めるだけじゃなくて積極的に県が関わっていくようにお願いしたいと思う。 では、次の質問に行く。