1.企画県民部①についての審査
➀行革の出前講座について
質問者:中野郁吾
維新の会の中野郁吾である。  早速、質問に入る。まず、行革の出前講座についてである。
 平成29年度予算特別委員会の財政状況の審査の際、本県が着実に行ってきた行革に対し評価はするものの、平成28年度の県民意識調査の県政の評価という項目の県政の合理的運営、いわゆる行政改革への努力については、「やっている」と感じている県民は15.3%と、なかなか辛口の調査結果が出ていることから、県民に行革の取り組みが伝わっていないのではないかという質問に対し、当局からは、できるだけ県民サービスを低下させないように取り組んできたことが本県の行革の特徴で、こうした行革の取り組みが、県民に浸透しにくいのが一因ではないかと考えている。また、県民に伝えるために各種広報媒体を活用するとともに、2年前の予算特別委員会でも同様の指摘があったことから、平成27年度より、県職員が県民の皆さんのもとに出向いて、行革の取り組みや財政状況などを説明する、兵庫の行革出前講座を新たに実施するとともに、当講座の様子を「ひょうごチャンネル」という動画サイトでも放映しているとの答弁をいただいた。
 そこで、これまでの行革の出前講座の開催状況と、講座を受けた県民の反応を伺うとともに、県民への浸透度はどのくらいであると評価されているのかをお伺いする。
答弁者:新行政課長
行革出前講座については、さまざまな世代の県民の方に対して、本県行革の取り組みへの理解を進めていただくため、平成27年度から、地域住民への周知が期待できるビジョン委員などの地域団体の代表者や、地域で活躍する高齢者などに対して、平成28年度からは、次代の兵庫を担う大学生などに対しても、講座を実施している。
 これまでの開催状況については、平成27年度は計12回実施し、参加者は約380名、平成28年度は計16回実施し、参加者は約1,280名という状況となっている。
 なお、平成29年度については、9月末時点で計16回実施をし、約1,100名の方に参加をいただいているという状況であり、今後の予定も含めると、今年度で計20回実施する予定としている。
 講座を受けられた県民の方の反応としては、「取り組み内容を聞き、さらに行革に対する理解が深まった」という意見がある一方で、「行革プランの存在を初めて知った」と、こういった意見もあり、さらなる広報は必要であると考えている。
 行革の取り組みに対する県民の皆様の理解と協力が得られるよう、引き続き、出前講座の実施を初めとし、県民だよりひょうごを初めとする広報紙、行革リーフレットのコンビニ等への配架、フェイスブック、メールマガジンなどを活用し、一層の情報発信に努めていきたいと考えているので、よろしくお願いする。
質問者:中野郁吾
出前講座、年々増えており、精力的に行われていていいなとは思う。答弁であったように、行革やっていたことさえ知らないという県民の皆さんも、やっぱりいると思う。これまで、県の職員さん一丸となって、せっかくここまで取り組んでこられて、目標まであと少しというところで、頑張っておられる成果が県民に評価されないというのは、僕はすごい残念なことだと思うので、引き続き、分かってもらい、その上でやっぱり行革の大切さが伝わることによって、税への関心であるとか、その他県政への関心も深まると思うので、頑張ってほしい。
 続きまして、次の質問に移る。