3.企画県民部②についての審査
➀はばタンの飛躍について
質問者:中野郁吾
まずはじめ、はばタンの飛躍についてである。
 地域創生を進める中で、兵庫県の魅力や取組を発信していくには、兵庫県の象徴であるはばタンの活躍も欠かすことができないと考える。くしくも今年は酉年である。それにあやかり、はばタンの飛躍を強く望むところだが、都道府県の公式マスコットを調べてみたところ、鳥をモチーフにしているキャラクターは埼玉県の特命宣伝部長「コバトン」、新潟県の宣伝課長「トッキッキ」、鳥取県の「トリピー」、大分県の「めじろん」、そしてお隣大阪府の広報担当副知事の「もずやん」と強豪ぞろいである。
 しかも、隣の大阪府のもずやんは府民の認知度が低いということから、2017年に「羽ばたけ!!もずやん」プロジェクトを実施し、認知度やイベントへの出演回数、名刺の配布枚数、マスメディアへの登場回数にそれぞれ目標数を設定し、達成できなければ副知事から降格するとの厳しいノルマのもと、また年間予算も750万円から45万円に削られながら、死に物狂いで頑張り出しているとのことである。
 昨年のゆるキャラぐらんぷりで、はばタンは1,421キャラ中185位とまあまあ健闘していて、都道府県の公式マスコットキャラとしては人気のある方だと思う。
 はばタンの飛躍は兵庫県の飛躍にもつながると思う。本県は来年150周年を迎え、また地域創生を盛り上げるために内外から注目を集め、取り込んでいかなくてはならない。それには、はばタンのより一層の飛躍が必要不可欠だと考えるが、兵庫県の魅力を発信するために、はばタンの活躍をどのように図っていくのか伺う。
答弁者:広報課長
県のマスコットはばタンについては、「ひょうご観光名誉大使」「はばタンの環境学習」など、幅広く活躍しており、誕生から10年が経過しているが、今も子供をはじめ大人にも根強い人気があるところである。
 そのため、広報番組、各部局のポスターやチラシで活用するほか、県産食材を使用した商品などの包装にもプリントされている。また、県内各地のイベント向けに、年間約450回出動するほか、「ご当地キャラ博in彦根」などの県外イベントにも出演するなど、さまざまなところで活躍をしている。
 新しい取組では、酉年にちなんだはばタンの年賀状デザインの無料ダウンロードサービスを実施をしたところ、はばタンのホームページへのアクセス数が半月で1万3,000件と、ふだんの4倍を超える反響があった。また、はばタンあての年賀状も昨年は50通であったところ今年は1,200通届くなど、改めてその人気の高さを認識させていただいたところである。
 さらに、昨年4月にスタートしたLINEはばタンでは、本年2月に登録者が4,000名を超え、3月1日からは、はばタンスタンプも販売して、若者を中心に「ひょうご」を知るきっかけとなるよう、はばタンを積極的に活用しているところである。
 県内外に兵庫の魅力を更に発信していく際には、幅広い年齢層に人気のあるはばタンを活用することが有効であると考えており、これからもはばタンを積極的に活用していきたいと考えているので、どうぞよろしくお願いする。
質問者:中野郁吾
ご答弁の中で、はばタンの人気が徐々に増しているということで、年賀状のダウンロードもされて、年賀状をいただくのも50通から1,200通と大幅に増えているので、いい傾向だなと思っている。
 そしてLINEのはばタンスタンプであるが、これは私もちょっとダウンロードしてみて活用させてもらっている。そこでちょっと気になったのだが、このはばタンスタンプって作成に幾らぐらい掛かったのかということと、あと購入しないといけないので、お金を取って、その使い道というのはどういった使われ方をするのか伺う。
答弁者:広報課長
まず、今回のLINEはばタンのはばタンスタンプの製作費であるが、これについては、既にあるデザインに若干、文字等を付け加えるというような形でデザインをした関係もあって、その際には著作者の方、もともとデザインをされた方に10万8,000円の監修料をお支払いして製作をさせていただいた。
 それから、現在40セットで120円という形で販売をしているのだが、そのうち県の収入は42円になる。これを販売して県の収入に上がってきた際には、県庁見学に来られる小学生の方が年間約1万4,000人ぐらいいるのだが、そういった小学生の方に来ていただいた記念に、はばタンのシールを配布しようと考えていて、そちらの経費に活用しようと考えている。
 42円掛ける販売した分という形になるので、そういった費用を活用させていただこうと考えている。
質問者:中野郁吾
県庁見学の子供たちのために、またそうやって使われるということで、より一層はばタンの人気が上がっていくと期待している。
 そして、1回ダウンロードするのに120円ということなので、10万8,000円掛かっているということで、これを取り戻すために全庁の方にダウンロードしてもらうのと、議会の方もぜひともダウンロードしていただきたい。
 次に質問に移る。