7.農政環境部についての審査
①低公害車等の導入促進について
(1)導入への補助について
質問者:中野郁吾
質問の前に、時間配分の都合もあり、今委員会の最後の質問となる。そして、議員となって1ヵ月半がたったが、1期目最後の質問ともなりそうである。どうぞ、よろしくお願いする。
 では、質問に入りたいと思う。
 私の子供は1歳4ヵ月になったが、最近、車のおもちゃでよく遊ぶことがある。外に出掛けても、外にいる間、ずっと車が通り過ぎていくのをうれしそうに見ている。そんな様子を見て、本日は車のことについてお伺いしたい。
 車を購入する際は、例えば、格好いいだとか、かわいらしいということで、デザインを選んだり、またエンジンの音がいいとか、加速がいい、そういったことで選ばれる方もおられたり、また、大きくて荷物がたくさん乗ったり、人がたくさん乗れたり、また小回りが利くような小さい車がいいとか、さまざまな基準がある。
 その中でも、最近では購入する際に、燃費がよくて、低公害な車がいいと言われる方もたくさん見受けられるようになった。
 そこで、最初の質問で、低公害車等の導入促進についてお伺いする。
 一つ目は、導入への補助についてである。
 ディーゼル車などから排出される窒素酸化物及び粒子状物質を削減し、大気環境の改善を図るとともに、自動車からの温室効果ガス排出を削減するため、本県は、これまでから「低公害車100万台作戦」を展開するなど、その普及に取り組んでこられ、昨年策定された「第3次兵庫県地球温暖化防止推進計画」においても、引き続き、低公害車の普及を進めることとしている。
 今でこそガソリン価格が下落傾向となっているが、近年のガソリン高の影響、エコカー減税等の支援策とも相まって、燃費のよいハイブリッド車が国内の新車販売台数の上位を占めるなど、私の感覚でも、日常的にハイブリッドカーや電気自動車をまちで見掛けることは珍しいことではなくなった。
 県では、低公害車と通常車との価格差額の半額を補助する「低公害車導入補助事業」によって、法人、個人事業者の低公害車導入を支援してきた。本事業における低公害車導入の実績を伺うとともに、現在の普及状況などを踏まえた当該事業に係る新たな取り組みについてお伺いする。
答弁者:水大気課長
県では、ディーゼル自動車等から排出される窒素酸化物及び粒子状物質を削減し、大気環境の改善を図るため、現在、法人、個人事業者の自家用車両、いわゆる白ナンバー車両を対象に、ハイブリッド車や電気自動車等の導入補助を行っている。
 また、自動車運送事業用車両、いわゆる緑ナンバー車両と言われるものについても、天然ガス及びハイブリッドのバス・トラックの導入補助を行っている。
 緑ナンバー車両への補助を開始した平成14年度から平成25年度までの実績は、累計827台、補助総額としては、3億2,528万2,000円となっている。
 このような支援や普及啓発の効果もあり、平成26年3月末現在で、兵庫県内の電気自動車の登録車数は、軽自動車を含めると2,358台、プラグインハイブリッド自動車は1,151台となっている。
 また、新たな取り組みとして、量産型の燃料電池自動車の販売も始まっている状況を踏まえ、新年度からは事業者向けの低公害車導入の補助対象に燃料電池自動車を加え、更に普及を図っていく。どうぞよろしくお願いする。