4.健康福祉部についての審査
②ひょうご出会いサポートセンターについて
(1)事業の成果等について
質問者:中野郁吾
次に、ひょうご出会いサポートセンターについてお伺いする。
 まずは、事業の成果等についてお伺いする。
 少子・高齢化、人口減少社会において少子化の要因である晩婚化・未婚化の対策として、このような出会いの場や機会を設けることは重要であると考える。しかし、これまで多くの事業費を費やしてきたが、これまでの成婚数が昨年末時点で922組という成果についてどのように評価しているのか。また、平成30年度までに1,822組という目標を掲げているが、目標達成の見込みについても併せてお伺いする。
答弁者:こども局長
私どもでは、平成11年度の制度創設以来、出会い・結婚支援事業の充実に努めてきた。平成22年度からは、県下10ヵ所に地域出会いサボートセンターを設置し、1対1のお見合い事業であるひょうご縁結びプロジェクトを実施してきた。
 お見合い事業は会員登録から結婚まで職員がきめ細かくサポートすることから、事業開始以降順調に増加してきて、ここ数年は県下全体で年間約200組が成婚に至るというデータになっている。今年度末にはトータルで1,000組に迫る状況となっている。
 本県の事業の特色は、個別お見合い事業とともに、比較的気軽に参加していただける出会いイベントであるとか、こうのとり大使による婚活支援、成婚までの過程で必要となるコミュニケーション能力や交際マナー等の習得をしていただく婚活セミナー、早い段階から自らのライフプランとして描いてもらうための大学生向けライフプランセミナーの開催など、多彩なメニューを展開させていただいているところが特色であると思っている。これらの事業は、晩婚化・未婚化に対する行政施策として直接的な効果をもたらすものと私どもは考えている。
 なお、平成30年度までに1,822組という目標を設定しているが、今後、年間200組程度の成婚数を見込んだものである。これらの事業を効果的に実施していくことで、もっと高いところもめざして頑張っていきたいと考えているので、どうぞよろしくお願いする。
質問者:中野郁吾
 1組でも多く成婚することはめでたいことだと思うので、更に成婚へと結び付くよう、よろしくお願いする。
 それと併せて、この事業をもって、今まで成婚された方々のこれまでの出生数や出生率等、何か分かるのであればお伺いしたいと思うが、いかがか。
答弁者:こども局長
それぞれ会員になっていただいた方は、出会いサポートセンターの方に、赤ちゃんが生まれたときに、生まれましたよという報告をしていただくことは義務付けていないので、正確に出生数を把握している訳ではない。ただ、出会いサポートセンターでお世話になったということで、赤ちゃんが生まれたときに報告に来ていただける方もたくさんおられるので、実績は上がっているものと判断している。
質問者:中野郁吾
離婚数は聞きにくいので、この事業においては、少子化の原因である晩婚化・未婚化の対策ということなので、そういったデータも集めていただき、今後の課題への取り組みの一つの参考にしていただければと思う。お願いする。