1.平成27年度の財政状況についての審査
②県債管理基金の活用について
質問者:中野郁吾
次に、県債管理基金の活用について伺う。
 兵庫県には誇るべき伝統・文化・歴史・豊かな風土・優秀な産業がたくさんある。そういった魅力的なものを子供たちや、その先の世代にしっかりと引き継がなければならない。これも我々の責任だと思う。
 財政的にも大きな負債を残し、引き継ぐのではなく、簡単に言うと蓄えや貯金に当たるものも残していかなければならない。それが財政でいうところの財政基金に当たると思うが、平成27年度当初予算を見ると12億円であり、基金残高全体からすると、その額はわずかとなっている。
 基金残高全体を見ると、平成25年度に6,582億円あった基金残高が、今年度は4,266億円と大幅に30%以上減っており、平成27年度当初予算では更に減る見通しだが、このうち将来の県債償還に備えて積み立てる県債管理基金が大幅に減少している。
 この減少の理由を伺うとともに、今後もこのように県債管理基金の減少が続くこととなるのか、併せて伺う。
答弁者:財政課長
県債管理基金の状況である。
 平成25年度の基金残高6,582億円、そのうち県債管理基金に係る部分が5,720億円、さらにそのうち借換債平準化対策として積み立ててきた部分が1,630億円となっている。
 県債管理基金残高が、平成26年度で大幅に減少している要因は、借換債発行の平準化を図るため、平成23年度から25年度に借換債を追加発行して保留した基金が1,630億円ある。これを平成26年度に借換債発行を縮減する代わりに取り崩したので、この結果として大幅に減っている。ただ、これは臨時的な措置である。
 また、平成27年度の県債管理基金が平成26年度に比べて減少しているのは、26年度に交付税の後年度精算対策として148億円、26年度に積み立てているので、その分、26年度が高くなっていることから、27年度、逆に減少しているように見えているところである。
 今後の県債管理基金については、県債の償還に伴う取り崩しは年度によって増減があるものの、収支の改善をするので、県債管理基金の活用枠が減少する。また、償還に向けた基金の積み立ても引き続き行っていくので、徐々にではあるが、増加していくものと見込まれる。
質問者:中野
我が家でも貯金をせずに、ローンばかり組んでいると、妻にこっぴどく叱られることと思う。
 県においても借金ばかり重ねずに、蓄えもしっかりとしていくようお願いする。